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十日町:日本の棚田の原風景「星峠の棚田」と古民家再生集落

〈場所:新潟県十日町市(旧松代町) 散歩日:2022年5月5日〉
GWの帰省の際に、十日町市(旧松代町)の有名な棚田と古民家などを見学してきた。

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星峠の棚田

この棚田を訪れるのは、2009年8月以来で久しぶり。NHKの大河ドラマ「天地人」のオープニングにも登場した棚田で全国区になった(?)と思われる。そのため「星峠の棚田」で検索すると、雲海&水鏡の幻想的な画像が多数載っている。しかし、このような風景は早朝で条件が合わないとなかなか見られないだろう。

午後1時半頃に到着した。駐車場には十数台の車でほぼ満車。相変わらず人気があるようだ。立地などは現地の案内図を参照。

駐車場と展望台は新しく整備されたもののようだ。その先には以前からある駐車場(トイレ有り)もあるが、展望台とは少し離れている。また、新旧の駐車場の間に「星峠宿CHAYA(茶屋)」ができていた。

この棚田の特徴は、日本の棚田の原風景が残されている(感じられる)ところだと思う。

眺める位置によって棚田の風景も若干異なる。

農林水産省は、2022年2月に棚田地域の振興に関する取組が優れた棚田を「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)」として、全国271地区の棚田を選定した。十日町市では14地区の棚田が選定されており、もちろん「星峠の棚田」も認定されている。旧松代町内でも幾つか名前の付いた棚田があるので、棚田見学はしごが可能である。

古民家再生“奇跡の集落”

「星峠の棚田」にほど近い「竹所」という集落は、“奇跡の集落”と言われている。ドイツ人建築デザイナー「カール・ベンクス」さんが自ら移住し、自宅だけでなく幾つかの古民家を再生し、里山の魅力や田舎暮らしの醍醐味を、身をもって発信していくことで移住者も増えた。

数年前にNHKでとりあげていたのを観て、一度は訪れたいと思っていた。Eテレでは再放送もしている。

小さな集落で、曲がりくねった細い道沿いには、ベンクスさんが手掛けたカラフルな木組みの家が点在する。古民家は一般の住居なので見学はできない。離れたところから眺める。

松代の中心でかつて宿場町として栄えた「ほくほく通り」にも、同様に再生した古民家が点在している。

「昔の日本は、一代限りの家ではなく、末代に残る家を建てていました。この国の棟梁の技術は、世界一だと思います。壊して捨ててしまうのは、もったいない。しかし、古民家をそのまま修繕しても、今の人たちは住まないでしょう。だからと言って、モダンな材料しか使わない家は、健康によくないです。バイオロジーとエコロジーをミックスさせる。日欧の融合は必然とも言えるでしょう」とベンクスさんは言う。
※出典元:nippon.com カール・ベンクス:古民家や集落をよみがえらせる建築デザイナー

ベンクス夫妻の想いや行動によって、元々の住民の意識も変わり、村おこしに一役も二役も担っているようだ。

旧松代町と隣接する旧松之山町には豊かな自然があり、観光名所やアウトドアレジャー、温泉郷、「大地の芸術祭」の常設展示などもあって、これまでも帰省ついでにたびたび立ち寄っている。

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十日町市新潟県
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風彩散歩 日記

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