スポンサーリンク

秩父市:三峯神社“冬” 関東有数のパワースポット

〈場所:埼玉県秩父市三峯 散歩日:2022年2月11日〉
秩父市(ちちぶし)は、埼玉県の西部に位置する秩父地域の中心をなす市で、埼玉県内では最も面積の広い市町村でもある。
三峯神社・秩父神社・宝登山神社は「秩父三社」と称され、一番遠いのが三峯神社だが、関東でも有数のパワースポットと云われ、一度は行きたい神社だった。
三峯神社へは、秩父盆地から荒川沿いの国道140号を山梨方面に向かい、二瀬ダムで左折し、ダムの天端(県道278号)を通ってから、崖のような山裾を大きく右に左にと密な等高線に沿うように上る。神社の標高は1,100m。
前日、関東は降雪だったが、天気予報通り当日は晴天。冬期に三峯神社に行くには、冬タイヤ等の滑り止め措置は必須。でも、真冬だからこその“ありがたみ”があるはず・・・。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

三峯神社(みつみねじんじゃ)

三峯神社の由緒は古く、縁起によると日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと伝われる。
日本武尊を当地に道案内したのが狼(山犬)であったとされ、神様の使いとして一緒に祀られている。
天皇の東国巡行の際、天皇は社地を囲む三山が高く美しく連なることから「三峯の宮」の称号をたまわった。

天文2年(1533年)山主龍栄が京都の聖護院へ参じ、「大権現」の称号をたまわって、坊門第一の霊山となる。以来、天台修験の関東総本山となり「観音院高雲寺」と称した。
また、山主は京都花山院家の養子となり、寺の僧正になるのを常例としたため、花山院家の紋所の「菖蒲菱(あやめびし)」を定紋として現在も使用している。

その後、明治の神仏分離により寺院を廃して、「三峯神社」に改称した。
大正末期に秩父宮が参拝したことをきっかけに信徒が全国的に増え、講社数が増大した。
昭和14年(1939年)には、麓から参道に沿って三峰ロープウェイが山頂まで敷設され、平成19年(2007年)に廃止となった。
(参考:三峯神社Webサイトなど)

三ツ鳥居

雪のためか、祝日だが10:50で駐車場はかなり空いていた。ここから坂道を上がっていくと、鳥居に行き着く。三ツ鳥居は、全国的にも珍しい形の鳥居で、1つの明神鳥居の両脇に、それぞれ小さな鳥居を組み合わせてある。美しい鳥居だ。

狼を神の使いとする当神社では、狛犬ではなく、狼の像が各所に鎮座している。

◎境内案内
三ツ鳥居の近くに、案内図と禁止事項が記された掲示があった。ここから、奥宮遥拝殿~随身門~拝殿・本殿~社務所・売店~摂社・末社の順にまわる。

奥宮 遥拝殿(ようはいでん)

三ツ鳥居から坂道を上ると、左右に石段が現れる。左側は下りで随身門につづくが、先に右側の階段を上り、遥拝殿へ行く。三峯神社の奥宮は、ここから離れた妙法ヶ岳の頂にあり、遥拝殿から奥宮を拝むことができる。

遥拝殿は、その目的から奥宮を望む見通しがよく、屋根があり手すりがある。一般的な観光スポットで例えるなら展望台のようだ。実際、展望が素晴らしい。

東側を眺める。手前のV字の谷に沿ってここまでの国道・荒川があるはず。画の中心辺りで左右に拡がる市街地らしき所は、秩父市街地から皆野町のようだ。

左:遥拝殿から石段を下り、随身門を見る。時々、高木の枝から雪が落ちて霞む。
右:随身門を背に振り返ると、遥拝殿まで真っ直ぐ。その先は奥宮だ。

随身門(ずいしんもん)

江戸中期、神仏習合の時代に仁王門として建立されたが、明治の神仏分離により仁王像を撤去し随身門になった。(随身門は、神社の守護神像を安置した神門)
門は大きく重厚感がある。雪のせいか金の装飾が映えているように感じた。

左;入口上部の山号の扁額。右;狼の像は雪をかぶりながらも睨んでいるような。

左;門を抜けて振り向いた全景。屋根の棟には菊の門。
右;社殿を見た戻りに、斜面の上の道から見えた随身門の屋根。緑・黒に金が映える。

ここから参道は一旦坂道を下る。灯篭と杉木立、そして雪。趣きのある光景だ。

手水舎、八棟木灯台、青銅鳥居

参道を進むと右側に石段があり、見上げる先には鳥居。左右に手水舎と八棟木灯台。

向かって左側の「手水舎」は、間口3m、奥行き約2.6m。精巧な龍の彫刻が施されており、白がベースの極彩色なので目を見張る。1853年建立。

右側の「八棟木灯台」は、1857年建立の飾り灯台で高さ6m。四角~円~四角で、屋根部分は小さな社のよう。こちらも彫刻や組み木が細かく美しい。

左;鳥居は青銅製で、1845年(弘化2年)の建立とのこと。
右;右側の奥には「神楽殿」がある。舞や音楽、武芸などを奉納する。今は静かに佇む。

拝殿・本殿

青銅鳥居から進むと、再度石段があり正面の拝殿を見上げる。階段の左右には狼の像(画では木製の灯篭の背後)、また、それぞれご神木が屹立している。

狼の像は、三ツ鳥居や随身門の像よりも一回り小さく、神様の前でうつむいている感じ。

拝殿は寛政12年(1800年)建立。拝殿の装飾彫刻は、七福神や人物の彫刻、鳳凰・亀・龍・鶴など動物彫刻などが極彩色に彩られている。

同様の彫刻等は、側面にも施されている。軒先の重なる垂木が黒色で、装飾の金色と相まって美しく(建築美でもある)、とても見映えが良い。

拝殿に向かって右側から社殿全体を見る。画の左が拝殿で右が本殿。本殿は寛文元年(1661年)建立。県指定文化財。(少し広角に撮り過ぎたのが残念でならない)

離れた所から石段、ご神木、拝殿の様子。ご神木は柵に囲まれているが、デッキで近くまで行ける。神木の案内板より ご神木より発する「氣」は活力そのもの。神前にお参りの後、ご神木に向かい三度呼吸をし手を合わせて祈ってください。~

摂末社、お守り、その他

社殿に向かって右側には、多数の摂末社がある。
上;「祖霊社」は、神社と縁の深かった方の御霊をお祀りし、「國常立神社」は、日本神話で初期に出現する國常立尊をお祀りする社。次に日本武神社、そして「伊勢神宮」も。
下;さらに、全国各地の神様が祀られている。

左;拝殿に向かって左側には「社務所・授与所」があり、「氣の御守」を購入する。
右;土産物店には多数のオリジナル製品がある。棚のグラスがステキだった。

ぐるっと回った後は、入口(三ツ鳥居)近くの茶店「大島屋」でランチにした。冬だけど快晴なのでテラス席を利用した。テラスに出ると素晴らしい眺望。南西側を中心に180度のパノラマ。雲がかかっているのは雲取山(標高2,017m)
この眺めを見ながら、秩父名物「わらじかつ丼」をいただく。手すりには野鳥用の餌台があり、時々野鳥がやってきては餌をついばんですぐに飛び立っていく。画はヤマガラ。


三峯神社への交通手段は車・バスに限られるので、紅葉時など観光ハイシーズンには、長蛇の列になるそうだ。
私が訪れたのは2月11日祝日の金曜だが、山間の道路は空いており、午前11時前に着いた駐車場もほぼ空いていた。標高は高い(1,100m)が、雪国と違って降雪後は晴れることが多いし、冬の寒さや雪は静謐な雰囲気を増しているようにも思う。
そんなタイミングで初めて三峯神社を訪れることができた。真冬の三峯神社に大満足。

なお、帰りの下り道でスタックしている車をみかけた。日影の道路は日中でも雪・氷が残る。くれぐれも、冬タイヤ等の滑り止め措置を実施して訪れてほしい。

個人的には、標高が高く、自然豊かな地域でもあるので、今後機会があれば夏などの時季にも訪れたいと思っている。

【但し書き】一年前の旅行時のことで、私の個人的な備忘録日記にとりあげたこともあるが、再度内容・画像を検討し、本日記用にまとめたものである。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
埼玉県秩父市
スポンサーリンク
ふうさいをフォローする
スポンサーリンク
風彩散歩 日記

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました